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台湾企業と先人の偉業訪問

【労使時局研究会】台湾企業と先人の偉業訪問

埼玉県生産性本部主催の「台湾 企業と先人の偉業訪問視察団」が台湾を訪問、台風による影響が心配されましたが、予定のスケジュール通りに帰国しました。
団長 菊池 勇 ポーライト㈱ 代表取締役会長 埼玉県生産性本部会長

参加 12名
2012年
9月26日
(水)
台北 エバー航空にて空路、台北へ出発
台北(松山)空港到着
到着後、専用バスにて台北市内観光
(忠烈祠~龍山寺~台北101展望台)
台北市内レストラン夕食、三徳大飯店泊
9月27日
(木)
台北
 →台中
専用バスにてポーライト台湾工場に移動
ポーライト台湾工場で昼食、工場視察・意見
交換会。視察後、台湾のシリコンバレー
新竹サイエンスパーク、台湾ビール視察
台中市内レストラン夕食、福華大飯店泊
9月28日
(金)
台中
 →台北
専用バスにて烏頭山水庫(八田ダム)に
移動、八田與一技師の功績を偲ぶ視察、
市内観光後、新幹線にて台北に移動、
昼食ダム記念公園レストラン
台北三徳大飯店夕食/泊
9月29日
(土)
台北
 →羽田
専用バスにて移動し、故宮博物館見学
台北市内レストランで昼食後、専用バスにて
台北空港に移動、帰国 (羽田空港到着)

ポーライト台湾工場

ポーライト台湾工場は、さいたま市に本社を置く、ポーライト株式会社の海外グループ企業の一つです。
自動車メーカーや電子・電気メーカーの海外展開を見越し、ポーライトの創業者菊池辰之介氏が、1967年、当時としては早期の、海外拠点として台湾に進 出、翌年には竹南工業団地内に工場を設立しました。1981年に第二工場が新設され、今ではポーライトグループの全従業員、約3,500名のうち、2つの 台湾工場で約1,200名が勤務している。
2011年度の台湾工場の売上高は、1億3,700万米ドル、世界最大の粉末冶金部品供給、毎月2,000種類の部品を供給、ポーライトグループの中でも 中核的な位置付けの工場です。製品の販路先としては、台湾国内向け16%、USA向け19%、欧州向け37%、アジア向け28%となっています。主要製品 は、粉末冶金、軸受、機械部品、焼結含油軸受など多岐にわたって製造しています。
台湾工場を含め、ポーライトグループの強みを挙げてみると、生産、販売、研究開発、経営の
指針が見えてきます。
● 詳細:同社ホームページ http://www.porite.co.jp/index.html
● 日本・台湾・シンガポール・マレーシア・中国・アメリカの生産拠点、香港・フランス・アメリカに販売拠点を構え、全世界に供給できるグローバルネットワーク。
● 製品はすべて、100%カスタム設計。幅広い業界との取引実績から得られた経験と豊富な情報をもとに、お客様の課題に最適なソリューションを提案。
● 独自ノウハウを持つ高い技術力(数多くの特許、実用新案を所有)。
● 安定した経営基盤

烏頭山水庫(八田ダム)

台湾南部、大正から昭和初期にかけて建設された「烏頭山水庫(八田ダム)」。ダムは、我が国の八田與一技師が生涯をかけて完成させたもので、当時、アジア最大、世界第3位の規模を誇り、八田與一技師の功績は、今でも台湾で語り継がれている。
ダム建設と水利事業は、当時、ほとんど不毛の地といわれていた台湾南部の嘉南平野を一大穀倉地帯に生まれ変わらせ、農業生産性を飛躍的に向上させまし た。10年に及ぶ難工事、台湾人、日本人を区別無く接した誠実な人柄、住宅をはじめ、労働者の生活にもさまざまな配慮をするなど、八田與一技師は「華南大 圳の父」と敬愛されている。
「八田與一記念公園」は、馬英九総統が2009年に設立を提案し、開園式では、「良き友人である台湾と日本が、交流を深 める重要な拠点となるよう期待する」と挨拶している。チームは台湾を南下、ダムと「八田與一記念公園」を視察、墓前に花をたむけ、偉業と人柄を偲びまし た。
 
ぜひ、継続 開催したい  … 木村事務局長 談
 
参加の皆様からは、異口同音に、“感銘した/参加して良かった”の感想を頂いています。4日間、ともに過ごすチームでの人間交流は,やはり、かけがえないものです。
ポーライト台湾工場は、1968年の設立から44年、工場としても、企業としても、台湾産業界において、しかるべく認識されています。
台湾本島は、3,000m級の高山も多く、中央/南北に山脈、山地丘陵が2/3を占め、水は分水嶺からそれぞれ東西の海へ流れ降りてしまう。水利が命運 を握る国での「烏頭山水庫(八田ダム)」の意義は大きい。東日本大震災への台湾からの大きな義捐の背景一端がうかがえる気がしました。
日本経済のグローバル化が進行する今日そして将来、“隣国”台湾の企業、社会に触れるプログラムには大きな意義があります。ぜひ、今後も継続して企画開催してゆきたい。
埼玉県生産性本部
〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-10-4 埼玉建設会館6F
TEL:048-762-7884
FAX:048-862-1000
E-mail:info-spc@spc-net.gr.jp
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